巨大地震注意報の発表があり、備蓄品準備や家具の転倒対策など行うなど、災害対策を改めて見直した方は多いのではないでしょうか。

今回は災害時の安否確認など、iPhoneでできる防災準備についてをご紹介します。

災害発生時は思い通りに連絡が取れない可能性があり、情報収集複数の連絡手段を持っておくことが大切です。

本記事では設定しておくと良い機能や、役立つアプリをご紹介しているので是非参考にしてみてください。

目次

  1. メディカルIDに自分の情報を登録する
  2. 防災アラートを設定する
  3. 安否確認方法・連絡手段を決めておく
  4. 避難場所を確認しておく
  5. iPhoneで今すぐできる防災対策!緊急時の連絡手段など|まとめ

メディカルIDに自分の情報を登録する

ヘルスケアアプリと連動でき、緊急時に医療関係者が必要とする情報(血液型、持病など)をすぐに表示できる機能です。

氏名や年齢、血液型、身長、体重などの基本情報の他、持病や使用中の薬、アレルギーの有無などの情報を登録でき、設定が完了すると緊急SOS起動時にメディカルIDのスライダーから情報を表示できます。

設定方法
  1. ヘルスケアアプリを起動
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. 「メディカルID」→右上「編集」の順にタップ

一番最後には緊急連絡先についての設定項目があり、家族などの連絡先を登録できます。

緊急SOSを使って通報すると自動で位置情報が送信される機能も搭載されています。

防災アラートを設定する

iPhoneには緊急地震速報などの緊急情報をリアルタイムで通知する機能が搭載されています。

設定を「オン」にすると災害発生時にアラートが鳴るため、災害に備えることができます。

設定方法
  1. 設定アプリを開き「通知」をタップ
  2. 一番最後までスクロールし「緊急速報」をタップ
  3. 「緊急速報」をオンにする
  4. 「常に警報音を鳴らす」のオンオフを選択する

安否確認方法・連絡手段を決めておく

災害発生時はメッセージアプリや電話などの通信が制限され、連絡が取りづらい状況が続く可能性があります。

防災アプリや各携帯キャリアのホームページなどに災害伝言板が設置されるため、どこで安否を知るか・知らせるのかを決めておきましょう。

複数の連絡手段を持っておき、事前に家族や友人と連絡方法を決めておくことが大切です。

災害用伝言ダイヤル(171)を使用する

災害用伝言ダイヤル(171)は、震度6弱以上の地震などの災害発生時に固定電話・公衆電話・携帯・スマートフォンから利用可能な音声による伝言サービスです。

「171」にかけると音声ガイダンスが流れ、ガイダンスに従って録音と再生が可能です。

伝言は30秒まで録音が可能で、伝言ダイヤルサービスの提供が開始されるとテレビやラジオ、NTT西日本の公式ホームページなどで発表が行われます。

また、災害用伝言ダイヤルには「体験利用日」が設定されており、災害時以外にテストで使用することができます。

災害時に迷わず使えるように操作方法を確認しておくと良いでしょう。

体験利用日

  • 毎月1日及び15日 00:00~24:00
  • 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
  • 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
  • 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
体験利用のご案内
メリット
  • 固定電話、スマホなどで利用できる。
  • 音声による伝言で状況を詳しく伝えやすい。
  • 音声ガイダンスで使い方が分かりやすい
デメリット
  • 回線が混み合うと繋がりにくい
  • 音声の録音・再生に時間がかかる

災害用伝言板アプリで安否確認

安否確認をするため、アプリの利用を検討するのも良いでしょう。

ソフトバンク

ソフトバンクが提供している災害用伝言板アプリです。

大規模災害が発生した時に自身の状態を登録することができ、安否を知らせることができます。

安否情報の登録はソフトバンクユーザーに限りますが、安否情報の確認は他社キャリアでも可能となっています。

安否を確認したい人の電話番号で検索でき、ソフトバンクユーザーは入れておいて損はないアプリです。

LINE

LINEのステータスメッセージを利用し安否を伝える方法もあります。

アカウントの横に短いメッセージが表示されるので、ひと目で安否が分かるというメリットがあります。

また、LINEは9月1日限定で安否確認の体験版の使用が可能となります。

「LINE安否確認」体験版を公開
LINEは、大規模な災害が起こった際に、LINE上で自分の安否を知らせたり、友だちの安否を確認したりできる「LINE安否確認」の体験版を9月1日限定で公開する。

災害伝言ダイヤル同様に、事前に体験しておくといざという時に役立つでしょう。

避難場所を確認しておく

災害発生時は情報がすぐに入ってこないことも考えられます。

落ち着いて行動できるよう避難場所の情報収集や、家族や友人との合流場所を決めておくと良いでしょう。

避難場所の確認については経路のシミュレーションが可能なアプリもリリースされているので、まだ避難場所が確認出来ていない方はこの機会に確認してみてください。

都内の方は東京都防災アプリが便利

「東京都防災」アプリは、東京在住の方や勤務している方におすすめの防災アプリです。

モード選択が可能で、「キッズモード」は平仮名を多く使っており、クイズで遊びながら防災について学ぶことができ、「シニアモード」は文字やボタンが大きく設計されており、素早く災害情報を確認することができます。

災害対策について網羅しており、避難用の持ち物など行動別の備品チェックリスト、避難シミュレーションなどをアプリ内で確認することができます。

iPhoneで今すぐできる防災対策!緊急時の連絡手段など|まとめ

まとめ
  • 万が一の時に医療従事者が確認できるメディカルIDを設定する
  • 災害時アラートを設定する
  • 家族や友人との連絡手段を事前に決めておく
  • 一つだけでなく、複数の連絡手段を持っておく
  • 避難場所の確認、情報を収集しておく

巨大地震注意は解除されましたが、南海トラフ大地震は70%の確率で30年以内に起こるとされており油断はできません。

災害時の連絡手段は状況や伝えたい情報により使い分け、複数の連絡手段を持っておき家族や友人と連絡を取り合う方法を決めておくとよいでしょう。

また、普段から災害伝言ダイヤル等を使用して操作に慣れておくことをおすすめします。

慌てず行動できるよう、防災準備に関して是非今一度見直ししてみてください。

#Apple  #iPhone  #アプリ  #防災 

公開日 : 2024/8/27


関連のニュース