近年人気の高まっている「スマートキー」は、玄関に取り付けることでスマホやリモコン操作によって鍵の開閉が行える便利なガジェットです。

鍵が不要になるため、鍵の紛失や盗難を防ぐことができる他、開けやすさなどの利便性、またセキュリティ面の強化にも繋がります。

現在使っている玄関ドアに後から取り付けられる商品もあるため、賃貸の方でも気軽に使用可能となっています。

今回は、これから更なる普及が見込まれている話題のスマートキーについてどのような商品があるのか、またおすすめ商品についてご紹介します。興味がある方は読んでみてください。

【目次】

  1. スマートキーとは?
  2. スマートキーを導入するメリット
  3. スマートキーを導入するデメリット
  4. スマートキーは賃貸でも後付けで使用できる?
  5. スマートキーのタイプ
  6. スマートキーの値段の相場感は?
  7. スマートキーのおすすめ10選
  8. おわりに

スマートキーとは?

スマートキーとは、実際の鍵の代わりにスマホや電波・Bluetoothなどを利用して鍵の開け閉めを操作・管理できるシステムの総称です。

専用のアプリで遠隔でもロックを操作できるタイプや、ドアに近づくと電波やBluetoothをキャッチして自動的に鍵が解錠できるタイプなど種類も豊富で様々。

アプリで管理するタイプのスマートキーが多く、スマホが鍵の役目をこなすので鍵の持ち運びが不要です。

またこれまでのように鍵を差し込み回して解錠する必要もなくなりました。

ロックしたい鍵に両面テープなどで貼り付け、後付けで設置するタイプのスマートキーが主流で、専門業者による取り付け工事等は必要ありません。そのため、賃貸物件や個人の部屋の施錠でも利用できます。

スマートキーを導入するメリット

近年人気の高まっているスマートキーですが、なぜここまで人気を博しているのでしょうか?

スマートキーを導入することでどういったメリットがあるのか、しっかり確認しておきましょう。

鍵の閉め忘れから開放

スマートキーのメリットの1つに、「鍵の閉め忘れからの解放」があります!

「もしかすると鍵を閉め忘れたかも…」と不安から自宅に戻って鍵を確認したことってありますよね。

スマートキーを設置すると、専用のアプリから鍵の施錠・解錠は勿論、現在の鍵の状態を確認できるものや、一定距離から離れると自動的に鍵が閉まるタイプの製品、オートロック対応の製品等もあります。

このような鍵の状態を把握できる製品や、オート型の製品を選べば鍵の閉め忘れが起こる事もなく施錠の不安を解決できます!

防犯性が高い

スマートキーは玄関のドアの防犯性に繋がります。空き巣や強盗が自宅に侵入する際は玄関のドアをピッキングして家の中に入り込むケースがほとんどと言われています。

ピッキングは鍵穴に特殊な器具を差し込んでドアを開ける手法ですが、スマートキーを導入すると鍵穴自体がカバーで隠れるので狙われにくくなる利点があります。

またアプリで操作するスマートキーに関していうと性質上カギを持ち歩かないので、万が一落としたカギが複製される、といった可能性を無くすことができることも安心です。

スマートキーを導入するデメリット

スマートキーは生活を豊かにする便利な次世代の家電として魅力的ですが万能ではありません。メリットだけではなくどういったデメリットがあるのか、こちらもしっかり確認して購入を検討しましょう。

家から締め出される恐れがある

スマホが鍵変わりになるのでスマホを自宅に忘れたまま外に出てしまうと締め出されてしまいます。

万が一締め出された場合も考えて、「緊急解錠機能」があれば何かあったときでも安心です。

スマートキーの電池切れが発生する

スマートキーは充電池で稼働するタイプが主流です。電池の持ちはとても良いですが長期間使用していると電池切れが発生して鍵が解錠できなくなってしまいます。

スマートキー自体の電池残量が確認できるタイプも増えてきていますので心配な方は充電残量が確認可能なタイプを選びましょう。

スマートキーは賃貸でも後付けで使用できる?

スマートキーを設置するときに特に気になることは賃貸物件でも設置できるのか、ということ。

エアコンの取り付けのように設置工事や費用が発生するのか、事前に管理会社や大家の許可が必要なのか、など、いざスマートキーを購入した後に設置について迷わないようにスマートキーの設置についても確認しておきましょう。

後付けできる商品なら賃貸でも使用可能!

ドアの内側の鍵に商品に付属された両面テープを使用して後付けするタイプのスマートキーなら賃貸物件でも問題なく設置することが可能です。

両面テープを張り付けるだけなので設置工事も必要なく取り外しも簡単です。

賃貸でも使用可能だが許可が必要な場合がある

両面テープで設置するタイプの商品も多いため賃貸でも使用は可能ですが、スマートキーの種類によってはネジ止め式だったり、両面テープの強度が強いことから管理会社や大家にスマートキーの設置許可が必要な場合もあるようです。

また、ドアの種類が特殊なケースや、物件によっても異なるため事前に十分確認したうえで設置を検討する必要があります。

スマートキーのタイプ

スマートキーには、大きく分けて4つのタイプがあり、それぞれ開けるためのアイテムや、特徴が異なるため、どのタイプを使うべきか事前にチェックしておくと良いでしょう。

ここではスマートキーのタイプ4つについてそれぞれの特徴をご紹介していきます。

・リモコン型

・カード型

・スマホアプリ型

・暗証番号型

リモコン型

専用のリモコンのボタン1つでカギの解錠が操作するタイプのスマートキーです。アプリをダウンロードする必要がないのでスマートフォンを利用していない方にもおすすめです。

カード型

部屋の情報や暗証番号が記録されている専用のカードを設置したスマートキーにかざして読み込ませることでドアの施錠・解錠を操作します。

財布に収納して持ち運び管理できるので手荷物を出来るだけ少なくしたい方や外出中の置き忘れが心配な方におすすめです。

スマホアプリ型

スマホにダウンロードした専用のアプリでドアの施錠・解錠を操作できます。遠隔でのドアの開け閉めの操作や施錠記録の確認など全ての操作をスマホで完結したい方におすすめです。

暗証番号型

本体に付属するテンキーに自身が設定した暗証番号を入力することで解錠するタイプのスマートキーです。

鍵自体がないので手ぶらで外出しても締め出される心配がありません。

暗証番号さえ覚えてしまえば鍵の共有が必要ないので複数人で同居しているなど大勢での利用におすすめです。

スマートキーの値段の相場感は?

タイプや性能に応じて3,000円~20,000円程度の金額が一般的なようです。

引き出しや引き戸にのみ対応しているモノや、解錠の操作がアプリのみのタイプは価格が安く、

対応するキーのタイプが豊富なモノや、セキュリティが充実しているモノは値段も高額なようです。

スマートロックに求める性能や自宅のドア環境に合わせて選びましょう。

スマートキーのおすすめ10選

今回ガジェるでは賃貸物件にも後付けで設置できる国内で人気のスマートキーからおすすめ商品を10選ご紹介します!!

数多くの商品が販売されていて選ぶのも一苦労…といった方の参考になると嬉しいです。

キュリオ(Qrio) Qrio Lock Q-SL2

「Qrio Lock(キュリオロック)」はスマートキーの代名詞ともいって差し支えない程に有名なスマートキーブランドから販売されている商品です。

キュリオロックを製造・販売しているQrioはスマートホーム事業を展開する企業でソニーグループの100%子会社でもあります。

手がける製品の品質に定評があり、実際国内のスマートキーランキングではキュリオの人気が高く、amazonランキングではほとんど上位を独占している状態です。

サムターン型(鍵をひねるタイプ)のドアノブなら大抵取り付けることができ、スマートフォンのアプリから解錠を操作できるシンプルで使い勝手の良い製品です。

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キュリオ(Qrio) スマートキー Q-SL1

先程ご説明しましたQtio Lock Q-SL2の初期モデル、Qtio Lock Q-SL1をご紹介します。

設置には粘着シートを採用しているので着脱が容易で工事不要な為、賃貸にも導入しやすい点がメリットです。

スマートフォンから簡単操作、オートロック機能が搭載されているので鍵の閉め忘れから解放されます。

電池を4本挿入できますが2本で稼働し電池残量の減少を感知して通知してくれる点も優秀です。

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P-KEY 引き出し・開き戸用 スマートキー

P-KEYは、キャビネットや棚、引き出しなどに、後付けでスマートキーにできるデバイスです。

ICカードを採用した解錠式の製品で2枚付属されていますが必要に応じてICカードを買い足して複数人でも利用が可能です。

設置も簡単で見た目からは取り付けの有無はほとんどわからないのでセキュリティの強化が見込めます。

貴重品を保管している引き出しや小さなお子さんが開けてしまいそうな引き出しなど様々な場面で活躍します。

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セサミ mini スマートキー

セサミMiniスマートキーは、鍵の形状に合わせて自由度の高い調整が可能なスマートキーです。

粘着シートでの取り付けが可能で必要な工具やパーツは付属されているので商品到着後すぐの設置が可能です。

スマートウォッチやSiri・Alexaなどを連動し音声で解錠を操作できる操作性の高さもうれしいですね。

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サディオ(SADIOT) SADIOT LOCK MHP-SLS01

セキュリティ面が安心なスマートキーです。取り付けに工事は不要で簡単設置が可能。セキュリティチップが内蔵されていて外部からのハッキングに強い点が特徴です。

スマートフォンのアプリで操作でき、スマホを持ったままドアに近づくだけで解錠できます。アップルウォッチでも解錠可能。鍵機能で最大20名まで共有できるので家族での使い勝手も◎。

稼働は電池式ですがカートリッジタイプなため簡単に交換できます。

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ジンドウ(GIMDOW) スマートキー AT1

手頃な価格で扱いやすいシンプルなスマートキーを探しているなら「ジンドウ(GIMDOW) スマートキー AT1」がおすすめ! 付属の粘着シートで簡単に取り付けられるため工事は一切不要です。

電池4本で稼働し1度の電池交換で約300日程度の使用できます。スマートフォンの専用アプリ、またキーパッドの2種類の解錠方法が選べるので様々なシチュエーションでの利用に対応します。

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Manhaoya スマートキー M7W-JP

暗証番号で解錠するタイプのスマートキーです。有効期間や使用回数を設定した専用の暗証番号を作成したり、1回のみ解錠できる臨時の暗証番号も作成できます。

ドアを無理やり開けようとしたり、連続で3回暗証番号を間違うと警告音を発するなど防犯面も優れています。

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EPIC ES-F500HEPJP-F500H

暗証番号・ICカード・指紋認証・専用アプリからの解錠など、豊富な解錠方法を選択できることが魅力のスマートキーです。

暗証番号とICカードの両方を解錠条件とした2重認証モードを搭載している他、室内にいる時に室外からの解錠を無効にできるおやすみ強制ロック、

外出中に室内からの解錠ボタンを無効にできるお出かけ強制ロック機能など、セキュリティ面も充実しています。

お値段はやや高価ですが多機能と防犯性を兼ね備えています。

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NinjaLock2

NinjaLock2は、ドアや鍵の形状を選ばずほとんどのサムターンに対応するスマートキーです。

アプリ上で鍵のシェアが簡単に行えるので複数人での利用するシチュエーションに適しています。

解錠時間を予約するオート機能などユニークな機能も備わっています。

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bitlock LITE

月々の使用料をサブスクリプション形式で支払うスマートキーです。

製品に付属された両面テープで簡単に設置できるので賃貸でも使いやすいのがポイントです。

乾電池4本で400~600日稼働し、電池残量が少なくなるとアプリから通知があります。

金額が手頃でスマートキー入門用として検討したい方にオススメです。

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おわりに

スマートキーは、鍵の開け閉めに不便を感じている方や、鍵の紛失や盗難などセキュリティ面が気になる方にオススメなようですね!

今回紹介したスマートキーなら取り付け・取り外しが簡単にできるので賃貸物件での導入を検討していたとしても、スマートキーを使用することができます。

ご自宅の鍵のタイプや使い方に適したスマートキーを選択しましょう!

以上「家の鍵に後付けできるスマートキー10選!気になる値段や賃貸での使用ついて」でした。

#家電  #スマート家電 

公開日 : 2022/7/10


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